大分県別府市で起きた大学生2人ひき逃げ死傷事件で、 全国に重要指名手配されている八田與一容疑者(28)の容疑に、殺人と殺人未遂を追加し逮捕状を取ったことがわかりました。 この事件は2022年6月29日、別府市野口原の県道でおきたもので、赤信号で停車中のバイク2台に日出町の会社員、八田與一容疑者が運転する軽乗用車が追突し、大学生の1人が死亡、1人がけがをしました。 八田容疑者は事故を通報せず、また、2人に対し救護措置も取らず、現場からそのまま裸足で走って逃げて、去年の9月には道交法違反では全国で初めてとなる、重要指名手配の対象となり、警察が情報提供を求めています。 現在、捜査特別報奨金対象事件の事件名について、2日付で「別府市における大学生2名に対する殺人等事件」に変更されます。 この後、大分県警、捜査一課と交通指導課は容疑を追加した理由などについて説明する予定です。 県警によりますと、八田與一容疑者(28)に関する情報提供は5月末で、9600件寄せられています。 このうち、「八田に似ている男を見た」など、八田與一容疑者に似た者の目撃情報は、9073件となっています。地域別では「関東」が3414件、次いで「九州」が1195件、「近畿」が1180件、「大分県内」が577件、「そのほかの地域」が1834件となっています。