8日午前11時ごろ、東京・立川市の小学校で、教員ら5人が男らに殴られるなどしてケガをする事件があり、警視庁は、学校を訪れていた保護者の知人の男2人を現行犯逮捕しました。現場から最新情報です。（取材・報告＝上野巧郎記者） 東京都の西部多摩地域のほぼ中央に位置するターミナル駅、立川駅から約500メートルの場所にある「立川市立第三小学校」の前からお伝えします。 後ろに見えている校舎内で、きょう午前、教員ら5人が男らに殴られるなどしてケガをする事件があり、警視庁は、学校を訪れていた保護者の知人の男2人を現行犯逮捕しました。 事件の経緯ですが、この学校に通う女子児童の母親が、きょう午前に学校を訪れ、面談をしていたということです。その話し合いがまとまらずに、40代の男と20代の男が校舎内に呼ばれ、その後、暴れ出したということです。 この学校は、500人以上が通う小学校で、当時、男らは まず2年生の教室に向かったと見られています。 男らの侵入経路は、まだ詳しいことはわかっていません。後ろに見えるのは、校舎西側の入り口ですが、このように「防犯カメラ監視中」という文字がありますが 、学校の至るところに防犯カメラが設置されています。それらの映像を現在、警察が詳しく調べているとみられています。 また男らは、緑色の瓶を持っていて、その瓶の破片が廊下に散乱していたということですが、男らがなぜ瓶を持っていたか、また当時、瓶については詳細は入ってきていないんですけども、 瓶は酒が入っていたものとみられ、当時、周囲では酒の匂いがしていたということです。 （Q：児童にケガはなかったということですが、当時の状況で分かったことは？） 私たちの取材に答えてくれたある児童によりますと、きょうはたまたま避難訓練の予定が入っていたということで、不審者が来たと聞いて当初、児童はみんな笑っていたということなんですが、それが本物だと知って驚いたということです。その後は、各教室で椅子や机を使ってドアを封鎖するなどの対応がとられたということです。