特殊詐欺の「受け子」として郵便局員になりすましキャッシュカードをだまし取ったとして、兵庫県警特殊詐欺特別捜査隊と川西署は8日、詐欺の疑いで沖縄県浦添市の無職の男(18)を逮捕した。 逮捕容疑は4月30日、何者かと共謀し、郵便局員になりすまして、兵庫県川西市の女性(79)の自宅を訪れ、キャッシュカード1枚をだまし取った疑い。調べに「おばあちゃんからキャッシュカードを取りました」と容疑を認めているという。 同署によると、同日、川西市職員や郵便局員を名乗り、女性の自宅に「医療費の還付金について話がある」「磁気が壊れているので、キャッシュカードを作り直す必要がある」などとうその電話があった。自宅を訪れた男にカードを渡した後、不審に思った女性が通帳記入をしたところ、すでに45万円が引き出されていたという。防犯カメラの映像などから男が浮上。8日午前、神戸市中央区内で県警の捜査員が職務質問し、逮捕に至ったという。