社会福祉法人の運営資金を横領したとして逮捕された元理事長の男が、横領した金について「交際相手のマンション家賃」「競走馬を預ける金に使った」と話していたことがわかりました。 川崎市の社会福祉法人「母子育成会」の元理事長・深瀬亮一容疑者(68)は、2018年6月と8月、法人の運営資金あわせて200万円を横領した疑いで、けさ送検されました。 警察によりますと、取り調べに対し「間違いないと思います」と容疑を認めているということです。 また、深瀬容疑者が逮捕前の任意の調べで、横領した金の使い道について「競走馬を厩舎に預ける金に使った」「家族とは別の交際女性のマンションの家賃、旅行代に使った」などと話していたことがわかりました。 深瀬容疑者は法人の調査に対し、およそ8億5000万円にのぼる横領を認めていて、警察は深瀬容疑者が理事長だった間に横領を繰り返していたとみて調べています。