「人を殺すのが好きなんだ」「去年も子供たちを殺したよ」30人以上の被害者を生んだ全米最大の未解決事件“ゾディアック”犯行の瞬間

「私は人を殺すのが好きなんだ。とても楽しいから。森で野生動物を殺すよりも楽しい。人間はあらゆる動物の中で最も危険な生き物だからだ」 快楽殺人を犯しているとも取れるような恐ろしい手紙が、1969年8月1日、北カリフォルニアの新聞社に届いた。送り主の名前はゾディアック。1968年〜1969年、サンフランシスコを中心としたベイエリアと呼ばれる地域を震撼させた4件の連続殺傷事件で5人を死に至らしめた殺人犯だ。もっとも、ゾディアックの関与の可能性がある殺人事件は他にも多数あると指摘されており、本人は被害者は37人いると示唆している。ゾディアックは犯行声明文の他に、奇妙な暗号文を警察や新聞社に送り付け、暗号を解読せよと挑発したことでも注目された。 事件から57年。その間、数多くの被疑者が捜査線上には浮上したものの、未だ、犯人は特定されていない。これまで何度も書籍化されたり映画化されたりするなどして、米国でも大きな未解決事件の一つとされている「ゾディアック事件」を振り返る。(全2回の前編/ 続きを読む ) ◆◆◆

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