ヤミ金融業者に口座を売ったとして、県警生活経済課と垂水署は11⽇、住所不定、無職、飯⽥⼆紀栄容疑者(38)を出資法違反(⾼⾦利貸し付け)のほう助容疑で逮捕した。飯⽥容疑者はヤミ金融の客で、自らもこの⼝座に利息を振り込んでいたという。
調べでは、飯⽥容疑者は03年10⽉、ヤミ金融業者の緒方貴十志被告(29)=出資法違反罪などで起訴=に「あんたのところは通帳の買い取りしてへんの。東京のヤミ金は買ってくれるよ」などと持ちかけ、⼦どもの名義で開設した⼝座を1万円で売った疑い。
緒方被告は携帯電話で注⽂を受けて宅配する「090⾦融」を営み、飯⽥容疑者にも⾦を貸していた。飯⽥容疑者が売った⼝座には、57⼈から計1470万円の⼊⾦があり、飯⽥容疑者も2回振り込んだという。同課は、返済に困った飯⽥容疑者が転売⽬的で⼝座を開いたとみて詐欺容疑でも追及する