川崎遺体遺棄事件受け「被害者の安全確保最優先を」 警察庁が全国警察に通達

川崎市でストーカー被害を訴えていた20歳の女性が遺体で見つかり、元交際相手の男が逮捕された事件を受け、警察庁は全国の警察に対して被害者の安全確保を最優先とすることを求める通達を行いました。 川崎市で岡崎彩咲陽さん(20)が遺体で見つかり、元交際相手の白井秀征容疑者(27)が逮捕された事件では、岡崎さんや家族が複数回、警察に相談していて、県警の対応が不十分だったのではないかと指摘が出ています。 警察庁は12日、「結果として重大な事案に発展したことを重く受け止めている」とし、全国の警察に対して被害者の安全確保を最優先とした対応が確実に実施されるように通達を行いました。 警察庁はストーカーなどの事案は「認知した段階では危害が加えられる危険性や切迫性を正確に把握することが困難である一方、重大事件に発展する恐れが極めて高い」としています。 そのうえで「相談者や関係者の心情に寄り添いつつ、被害者等の安全確保を最優先に対処することが肝要である」としています。

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