勤めていた会社から売上約800万円を着服したとして、社員だった60代の男が逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、熊本市北区龍田の無職、宮嶋達郎(みやじま・たつろう)容疑者(63)です。 宮嶋容疑者は、熊本市内の卸売会社で業務部長だった2018年6月から約10か月間で4回にわたり会社の売上金、合わせて806万円を着服した疑いが持たれています。 警察によりますと、宮嶋容疑者は当時、営業先への販売や集金を担当していて、営業先から受け取った売上金をそのまま着服していたということです。 会社の調査で、宮嶋容疑者がパソコンを操作して売上金の金額を不正に操作していたことが2024年10月に明らかになり、その後、宮嶋容疑者を解雇していました。 その後、この会社が2025年1月、警察に被害を相談していました。 宮嶋容疑者は警察の調べに対し「着服したお金は生活費に使った」と容疑を認めているということです。 警察は、宮嶋容疑者が他にも約1700万円の売上金を着服したとみて、詳しく調べる方針です。