去年10月、関東の中高生3人が光市の民家を襲おうとした強盗予備事件で、中高生らの逃走用車両を盗んだ疑いで東京都に住む49歳の男が新たに逮捕されました。 一連の事件での逮捕者は8人目です。 窃盗の疑いで逮捕されたのは東京都台東区の自称不動産業の男（49）です。 警察によりますと、容疑者は去年10月20日、共犯者とともに光市内の路上で、現金40万円余りなどが置かれていた軽乗用車1台を盗んだ疑いがもたれています。 光市内では当日、関東の中高生3人が実行役となった強盗予備事件が発生していて、盗んだ軽乗用車は、中高生3人が逃走用に使う予定でした。 容疑者は警察の調べに対し「全く身に覚えはないし、共謀していない」と容疑を否認していて、警察は関与について調べを進めています。 この事件に関連した逮捕者は8人目で、このうち車両窃盗に関与したとしてこれまでに起訴された男3人は山口地裁から実刑判決を受けています。 共犯者の1人は裁判の中で「事件前に容疑者と別の共犯者が『人をさらって金をとる。いろいろ仕掛ける。』などと犯行についての話をしていた。容疑者は当日現場にはおらず、リーダー的存在だった。」と述べていました。