存在しない“キャッシュバック”うたって契約か 美容エステ元従業員を逮捕 神奈川県警

「キャッシュバックで実質無料」などとうたい、客から金をだましとった疑いで、美容エステサロンの従業員だった男が逮捕されました。 神奈川県茅ケ崎市の会社役員・清水一樹容疑者(37)は2022年、男性専門の美容エステサロンの店で客の男性(36)から現金58万800円をだまし取った疑いがもたれています。 警察によりますと、清水容疑者は男性に対し、「キャッシュバックの対象なので実質無料でできる」、「今しかできない、やらないと損だ」などと話し、現金を振り込ませていたということです。 清水容疑者は2021年まで親族が経営する美容エステサロンで従業員として働いていました。 この店にはキャッシュバックのシステムはありませんでしたが、清水容疑者はキャッシュバックを売りにして客を勧誘し、自らの口座に施術代を振り込ませていました。 客から返済を求める内容証明が店に届いて発覚し、清水容疑者は店を解雇されましたが、個人で集めた客の施術は引き続きこの店で行っていたということです。 清水容疑者が個人で契約した客はこれまでに110人確認されていて、支払われた代金は総額で2億円にのぼり、警察が使い道を調べています。 取り調べに対して清水容疑者は、「返済が滞っていたが、だまし取ろうとは思っていませんでした」と容疑を否認しています。

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