去年11月、北海道立高校の52歳の男性教諭が高文連の運営費13万円を横領したとして、14日逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、札幌英藍高校の教諭、對馬光容疑者52歳です。 對馬容疑者は去年11月、事務局長を務める北海道高校文化連盟石狩支部の演劇専門部の口座からあわせておよそ13万円を引き出し、横領した疑いが持たれています。 警察によりますと、對馬容疑者は、部のキャッシュカードを使用して、去年11月に2回、札幌市北区にある現金自動預け払い機(ATM)から、合わせて約13万円を引き出していたということです。 對馬容疑者は、部の予算や決算、各種支払いなど会計業務を処理する権限を持っていましたが、今年1月下旬に行方がわからなり、関係者が確認したところ、通帳やキャッシュカードがなくなっていることが判明、警察に被害を申告しました。 北海道教育委員会によりますと、對馬容疑者は、行方不明になった後、2月に東京で窃盗の容疑で逮捕されていました。 警察は、今回の横領についても裏付け捜査を進め、容疑が固まったとして14日、對馬容疑者を再逮捕しました。 取り調べに対し、對馬容疑者が容疑を認めているかどうか、警察は明らかにしていません。 對馬容疑者が管理する高文連の口座では、ほかにも使途不明金があり、警察は余罪がないか詳しく調べています。