山形県の山あいで10代の少女の遺体が見つかり、36歳の男が逮捕された事件。男は他にも男女4人に対する自殺ほう助の罪などで起訴されていますが、徐々に浮かび上がってきた手口とは。 岸波弘樹容疑者(36)は福島市の中心部から少し離れた住宅街にあるマンションで暮らしていました。13日に逮捕された容疑は、知り合った少女が未成年だと知りながら連れ去った未成年者誘拐。その少女とはSNSで知り合ったとみられます。メッセージ機能を使って自分と会うように誘惑。山形市内で少女と合流し、自身が運転する車で連れ去った疑いが持たれています。 その少女は山形市の隣、上山市の山あいで遺体となって見つかりました。 遺体の第一発見者 「こうテント張ってよ、2人用だか1人用だか分からないけどテントがあって。クラクションを鳴らしたけども出てこない。だから行って開けてみたら臭いがして」 (Q.そこに練炭もあって少女も) 「うん。亡くなって何日ぐらいになるのか。下は草が枯れていた」 空き家の敷地内に張られたテントの中で、少女は亡くなっていました。岸波容疑者がSNSで少女とやり取りしていたのは去年6〜9月ごろです。その最後の日に山形市内で出会い、連れ去ったとみられます。少女が遺体で見つかったのは9月23日。そこから8カ月近く経っての逮捕でしたが、あくまで容疑は未成年者誘拐です。