10代少女を犬用ケージなどに7年超監禁・虐待 米カップル起訴

【AFP=時事】米当局は14日、10代の少女を犬用ケージで生活させるなど長年にわたり監禁・虐待していたとされるカップルを起訴したと発表した。少女は先週、監禁を逃れた。 ニュージャージー州カムデン郡の検事によると、このカップルは7年以上にわたり自宅に住まわせていた少女を監禁・虐待したとして逮捕・起訴された。 検事と地元警察は共同声明で、「少女は刑事に対し、2018年ごろからブレンダ・スペンサー被告(38)とブランドン・モズレー被告(41)に虐待を受けていたと話した」と述べた。 「2018年ごろ、少女はスペンサー被告の判断で6年生(日本の小学6年生)の時に学校を退学させられ、自宅に監禁された。その後、間もなく、犬用ケージの中での生活を強いられるようになった。その生活は1年ほど続き、時々、外に出されたと少女は述べている」 少女は現在18歳で、名前は明らかにされていない。今年5月8日に監禁を逃れて隣人に助けを求めた。その後、長年にわたって虐待を受けていたと告白した。 スペンサー、モズレー両被告は、誘拐や加重暴行を含む複数の罪で起訴された。 声明によると、少女は「多数の犬やチンチラなどの動物たちと共に、劣悪な環境」での生活を余儀なくされた。 「捜査の結果、同じ家に住んでいた別の13歳の少女も、数年前にスペンサー被告の判断で学校を退学させられていたことが判明した。2人の少女はホームスクールで教育を受けていたとされている」。 18歳の少女は犬用のケージを出された後、南京錠で施錠された浴室に鎖でつながれ、生活させられていたとされる。 少女は捜査官に対し、家族が訪ねてきた時だけ浴室から出られたと説明。 「それ以外の時は、トイレ代わりのバケツしかない、がらんとした部屋での生活を余儀なくされた」としている。 少女の話によると、その部屋には警報システムがあり、出ようとすると、スペンサー、モズレー両被告に通知される仕組みになっていたという。 少女はまた、モズレー被告から性的虐待を受けただけでなく、ベルトで殴られていたとも訴えている。【翻訳編集】 AFPBB News

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