群馬・藤岡市が発注した工事の入札を巡る官製談合事件で、業者側が副市長側に最低制限価格を尋ねていたことがわかりました。 藤岡市の副市長・塚本英夫容疑者(57)は2024年、市が発注した小学校の体育館の改修工事の入札を巡り、建設会社代表の小坂裕一郎容疑者(70)に最低制限価格を漏らし、それと同額の6856万1000円で落札させた疑いで15日朝、送検されました。 その後の捜査関係者への取材で、逮捕前の任意の調べで2人は容疑を認めているということで、小坂容疑者が「自分から(最低制限価格を)尋ねた」という趣旨の説明をしていることがわかりました。 小坂容疑者の会社は、2021年の老朽市営住宅解体工事の入札でも最低制限価格と同額で落札していて、警察は関連を調べています。