TikTok配信中の女性インフルエンサーを銃撃──メキシコで5月14日(現地時間)、そんな事件が起きたと英ロイターなどの海外紙が報じた。女性は死亡しており、容疑者は現時点では逮捕されていないという。X上では、この配信中に銃撃される様子を切り抜いたと思われるショート動画も拡散している。 殺害されたのは、メキシコの美容系インフルエンサーのヴァレリア・マルケスさん(23)。マルケスさんは14日、勤務先の美容院でTikTokのライブ配信を行っていた。ぬいぐるみを抱えながら椅子に座っていたところ、何者かがそこに侵入し、マルケスさんを銃撃。マルケスさんは動かなくなり、テーブルに流血。その後何者かの顔が映り、配信を停止する様子が配信された。 メキシコ当局は、女性差別に起因する殺人「フェミサイド」とみて、捜査を進めている。メキシコでは11日にも、市長候補の女性が遊説現場で銃撃され死亡する事件も発生していた。遊説の様子は、スマートフォンでライブ配信されていたため、この様子もSNSなどで拡散されている。 配信中の事件を巡っては、日本でも3月に、動画配信プラットフォーム「ふわっち」で配信中の女性が刺殺される事件も起こっていた。