【続報】少女誘拐「身に覚えがある」と供述…送検の福島の男 死亡に至った経緯調べ進める 山形

山形市で少女が誘拐され、上山市の山間部に置かれたテントの中で遺体となって見つかった事件。逮捕された福島の男は、少女を誘拐したことについて「身に覚えがある」と話していることがわかった。 15日に送検されたのは、福島・福島市の無職・岸波弘樹容疑者(36)。 警察によると、岸波容疑者は2024年9月2日、県内に住む少女が未成年であると知りながら、SNSで山形市に誘い出し車で連れ去った疑いがもたれている。 行方がわからなくなっていた少女は3週間後の9月23日、上山市下生居にある空き家の敷地に設置されたテントの中で、死亡しているのが見つかった。 関係者によると、少女の遺体は腐敗が進んでいたという。また、テントの中には使用済みの練炭も置かれていた。 岸波容疑者は警察の取り調べに対し、少女を連れ去った疑いについて「身に覚えがある」と供述しているという。 岸波容疑者をめぐっては、今回の事件の前にも「自殺ほう助」などの罪で福島で計4回、逮捕・起訴されている。 起訴状などによると、岸波容疑者は2024年5月と6月に福島・喜多方市内で、宮城の20代男性と埼玉の10代男性に、テントと練炭を用意して自殺を手助けした罪に問われている。 2024年7月には喜多方市内で福島の10代女性をSNSで「一緒に自殺しませんか」と誘ってみだらな行為をし、その後、テントと練炭を用意して自殺を手助けしようとした。 そして2025年1月には、福島・田村市で車の中で練炭に火をつけて、福島の20代女性の自殺を手助けした罪に問われている。 警察は、上山市で遺体で見つかった少女についても、岸波容疑者が何らかの事情を知っているとみて、慎重に捜査している。

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