仏教国のタイで“僧侶キラー”との異名がついた女をめぐり、僧侶への信頼が揺らぐ事態となっています。 ウィラワン・エムサワット容疑者(35)は、女性が僧侶に触れることを禁じられているタイで僧侶らおよそ20人と性的関係を持ち、その様子を隠し撮り。金を脅し取った疑いがもたれています。 逮捕された時の写真と僧侶に送った写真を比べてみると、別人のようにも見えます。 さらに、言葉巧みに誘惑する“魔性の女”。僧侶とやりとりしていたSNSでは、ウィラワン容疑者が後ろからハグするスタンプを送ると僧侶は「わたしも」と返信。続けざまにスタンプを送ると… 僧侶 「わたしもこういうことしたい」 ウィラワン容疑者 「わたしもよ」 別の僧侶とのやりとりでは… 僧侶 「なにをやっていてもあなたを思ってしまう」 ウィラワン容疑者 「はい」 僧侶 「この写真はリークしないようにね。じゃないと大変なことになる」 僧侶が女との関係を隠そうとする内容が残されていました。さらに、寝室とみられる場所で女と僧侶が口論になっている動画も公開されました。 ウィラワン容疑者 「なぜわたしが悪いってことになっているの? 意味がわからない」 僧侶 「全部話したのに、信じてくれないからだ」 地元警察によりますと、ウィラワン容疑者の口座には3年間で日本円にして17億円以上が入金されていたということです。脅し取ったとみられる金のほとんどをオンラインギャンブルに使ったといい、残高は日本円で3万6000円ほどだったといいます。 タイでは僧侶が高い地位にあり、仏教の団体は「信頼回復に努める」としています。 (8月8日放送『news every.』より)