暴走族38人摘発! 終わらない「初日の出暴走」なぜ今も? 摘発強化の裏側、80年代の熱狂と変わる法規制

2025年3月、山梨県警が年末の暴走族対策として38人を摘発したと報じられた。その後の継続捜査でも、整備不良を理由にさらに17人を摘発している。 取締りの対象となったのは、年末年始にかけてバイクや車が集団で走行する「初日の出暴走」と呼ばれる行為だ。現場は中央自動車道の談合坂サービスエリアや大月インターチェンジ、国道20号などの幹線道路に及んだ。 初日の出暴走とは、暴走族が年末の「走り納め」や年始の「走り初め」と称し、富士山方面へ向かって集団走行する行為を指す。主に河口湖周辺を目的地とし、その道中で高速道路や一般道を使った暴走行為が繰り返される。 最盛期は1980年代から1990年代にかけて。参加車両が1000台を超えることもあり、逮捕や補導者は50人以上にのぼったとされる。 近年は、改造車両への規制強化やSNSの影響もあり、参加者は減少傾向にある。それでも警察は取締りを継続している。なぜ今なお、このような対策が必要とされているのか。

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