ラップ界の大物ショーン“ディディ”・コムズの連邦性的人身売買および恐喝罪裁判で薬物過剰摂取を元パートナーが暴露した。コムズの元長期交際相手キャシー・ヴェンチュラは木曜日、連邦性的人身売買および恐喝罪裁判で証言し、2人が約10年間の不安定な関係の中で薬物依存の問題と闘っていたことを明かした。 ヴェンチュラによると、2012年のプレイボーイ・マンションでのパーティー当日、コムズは強力な鎮痛剤を服用して過剰摂取し、病院に搬送された。この出来事は二人の関係が始まって約4年後に起きた。彼女は「彼は依存症でした」と証言した。また「彼は回復が必要でした」とも述べた。 彼女はまた、コムズが主導する「フリークオフ」と呼ばれる薬物漬けの性的行為に参加するよう強要されたと主張。ヴェンチュラによればこれらの行為は「仕事」だと感じていたという。 弁護側は二人の間のテキストメッセージを提示し、ヴェンチュラが「フリークオフ」に自発的に参加していたことを証明しようとした。ベンチュラはアリゾナ州のリハビリ施設に入所した経験があるが、長続きしなかったという。彼女とコムズにとって、薬物依存の問題は断続的で、薬物をやめて完全に回復したいという話し合いを重ねていたという。 弁護側はヴェンチュラからの露骨な内容のテキストメッセージを提示した際、あまりに生々しい内容だったため検察側が異議を申し立て、一時休廷となるほどだった。裁判ではキッド・カディやマイケル・B・ジョーダンとの不貞行為も取り上げられ、コムズも元モデルのキム・ポーターとの関係に対するヴェンチュラの嫉妬も取り上げられた。 9月に逮捕されたコムズは、女性への20年にわたる虐待、性労働者の人身売買、音楽・ファッション帝国を犯罪企業に変えたとして告発されている。彼は無罪を主張し、すべての容疑を否認している。 スブラマニアン判事は反対尋問の早期終了を促す中、弁護士マーク・アニフィロ氏は「重要な証人であり非常に重要な事件」として慎重な対応を約束している。 ※本記事は抄訳・要約です。