72歳の男が南アフリカから末端価格2億2600万円相当の覚醒剤およそ3.9キロを密輸しようしたとして逮捕されました。 覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕されたのは、東京・足立区の無職・野村一成容疑者(72)です。 野村容疑者は、今年4月26日、覚醒剤およそ3.9キロ、末端価格で2億2600万円相当をスーツケースに隠し、南アフリカから成田空港に密輸しようとした疑いがもたれています。 税関によりますと、野村容疑者はSNSで知り合った外国人男性から「南アフリカに荷物を受け取りに行ってくれ」と指示を受け、南アフリカのホテルで男性の知り合いを名乗る人物からスーツケースを受け取ったということです。 取り調べに対し野村容疑者は、「これから新しい仕事を始めるために南アフリカに行った」「知人からスーツケースを預かっただけ」と容疑を否認しています。 ただ、税関などは、野村容疑者が報酬目的で渡航し、背景に国際的な犯罪組織が関与しているとみて、実態解明を進めています。