男が練炭やテントを用意していたことも…山形市の少女誘拐・遺体発見に福島市の男がどう関わったか調べを進める(山形)

山形県山形市で少女が誘拐され、その後上山市の山間部のテント内で遺体となって見つかった事件。逮捕された男は、ほかの事件で、自ら練炭やテントを用意していたことがわかりました。 この事件は、去年9月2日、福島市の無職岸波弘樹(きしなみ・ひろき)容疑者(36)が、10代の少女を山形市内で連れ去り誘拐した疑いで今月13日に逮捕されたものです。 岸波容疑者は山形市で少女と合流した後、少女を連れて車で上山市の遺体の発見現場近くまで行ったとみられています。 少女は連れ去られてから3週間後に、上山市の山間部にある空き家の裏手で、テントの中で一部白骨化した状態で発見され、近くには使用済みの練炭がありました。 捜査関係者によりますと岸波容疑者は少女を連れ去ったことなどについては「身に覚えがある」などと話しているということです。 ■練炭やテントを用意していた 少女の死に関わったかどうかは捜査が待たれますが、男は、過去に男女4人に対し自殺の手助けをしたなどとして逮捕されていて、それらの事件には男がテントや練炭を準備していたものもあったことがわかりました。 少女と岸波容疑者との接点は、SNSだったとみられています。 岸波容疑者はこれまでにも自殺願望をほのめかす投稿に「一緒に自殺しませんか」などと呼びかけ犯行を繰り返していました。 今回逮捕された事件の他、去年6月に10代と20代の男性2人の自殺を手助けした罪。 去年7月には福島県郡山市で10代の少女を車に乗せ連れまわしわいせつな行為をしたうえで少女の自殺を手助けしようとした罪に問われています。 また、今年1月にも20代女性の自殺をほう助したとして逮捕・起訴されていました。 そして、それらの犯行では岸波容疑者が自殺に使われた練炭や七輪を準備し火をつけていたということです。 岸波容疑者がテントを設置し、被害者が中に入った後に外からテントの入り口を閉めたこともありました。 ■相手とのメッセージを消去も

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