4月下旬、札幌市東区の工事現場から電動工具などを盗んだとして16日、42歳の男が逮捕されました。 建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、札幌市東区の板金工、原口貢容疑者42歳です。 原口容疑者は、4月24日午後7時ごろから25日午前7時半ごろまでの間、札幌市東区丘珠町で建設中の新築住宅に侵入し、エアーコンプレッサーや丸ノコ、くぎ打ち機の電動工具など9点(時価合計約30万5000円相当)を盗んだ疑いが持たれています。 警察によりますと、建設中の新築住宅は玄関扉や窓がほぼ完成し施錠されていましたが、原口容疑者は施工中の壁を破壊して侵入し、犯行に及んでいたということです。 25日朝、工事関係者が被害に気づき「工事現場から電動工具が盗まれた」と警察に通報。 その後、窃盗事件として捜査していた警察は、盗まれた9点のうち6点をリサイクル店で発見し、店に残されていた身分証明書などから原口容疑者を割り出し、16日朝に逮捕しました。 取り調べに対し、原口容疑者は「高く売れる電動工具を盗んで売った」と容疑を認め、「他の盗みも7、8件ほどやった」と余罪をほのめかしているということです。 警察は、周辺で同様の被害が2、3件発生していることから、原口容疑者が関与していないか裏づけ捜査を進めています。