大阪市西成区で小学生7人を車ではね、殺害しようとした疑いで逮捕された男が、事件前に別の小学校を物色していた可能性があることが分かりました。 東京都東村山市の無職・矢沢勇希容疑者(28)は、5月1日、大阪市西成区で下校中の小学生7人を車ではね、重軽傷を負わせた殺人未遂の疑いで逮捕されました。 矢沢容疑者は容疑を認めていて、「苦労せずに生きている人が嫌だった」という趣旨の供述をしています。 捜査関係者によると、事件前、矢沢容疑者の車が大阪市東住吉区の別の小学校の近くを走る様子が防犯カメラに映っていたということで、警察は小学校を物色していた疑いもあるとみて捜査しています。 また、大阪地検は矢沢容疑者の精神状態を調べる鑑定留置を16日から行うと明らかにしました。 父親によると、矢沢容疑者は去年かおととしごろに自殺を図ったことがあり、今後、大阪地検は刑事責任能力があるかを判断するとみられます。 (関西テレビ「newsランナー」2025年5月16日放送)