宮崎県教育委員会は、女子生徒などにわいせつ行為を行った教職員合わせて3人を昨年度、懲戒免職としていたことを明らかにしました。 わいせつ行為に関する処分はいずれも昨年度の事案で、小学校と中学校、県立学校、合わせて3件に上ります。 中学校と県立学校では、20代男性の臨時的任用講師がそれぞれ懲戒免職となりました。 2人は、女子生徒に対しSNSを使ってメッセージを複数回送信、わいせつな言動に及んだということです。 また、小学校に勤務していた30代の男性教諭は、去年12月に10代男性に対する不同意わいせつ容疑で逮捕、起訴され、有罪判決を受け懲戒免職となりました。 (県教育庁教職員課 菊池武司課長) 「教育委員会として本当に重く受け止めており、教職員の不祥事の撲滅、県民の信頼回復を図っていく必要があると考えています」 県教育委員会は、公表が今年度になったことについて「処分時点で被害者が公表を望んでいなかった」と説明しました。 一連のわいせつ事案などを受け、県教育委員会は今年4月に懲戒処分の基準を改定、SNSなどで児童生徒と個別にやり取りすることも性暴力などにつながり得る不適切な行為に加え再発防止につなげます。