新たに口座作らされ約800万円分の暗号資産だまし取られる 警察官名乗る男などのニセ電話を信じ…79歳の女性が被害 SNSに誘導され 福岡

警察官を名乗る男などからの「財産が差し押さえられる」というウソの話を信じ、福岡県北九州市の79歳の女性が約800万円分の暗号資産をだまし取られていたことがわかりました。 小倉南警察署によりますと4月1日ごろ、北九州市小倉南区の無職の女性(79)に石川県警の警察官を名乗る男から電話があり「病院であなたの保険証が悪用されている」などと言われました。 女性はSNSに誘導され、さらに警察官や検察官を名乗る別の男らとやり取りする中で、「被害届を出さないと財産が差し押さえられる」「財産を1つにまとめるように」などと言われました。 このため女性は男らから言われるがままに携帯電話を操作して新たに金融機関の口座を開設し、さらに暗号資産などのアプリをインストールした上で、800万円を入金しました。 そして、これらの資金を新たに開設した暗号資産口座に移転し4月19日から23日にかけて2回にわたり、2回にわたり、799万9560円分の暗号資産を購入してだまし取られたということです。 警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに ▽「+1」や「+44」 などから始まる国際電話番号によるニセ電話詐欺に注意しましょう。 ▽警察官が「SNSで事件の内容を伝えること」「お金を送金させること」はありません。 ▽「資金洗浄(マネーロンダリング)」「逮捕状」「犯人を逮捕したら」「SNSで取り調べ」「資金調査」の言葉が出たら、電話をすぐに切りましょう。 などと注意を呼びかけています。

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