【AFP=時事】韓国の裁判所は17日、サッカーイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに所属する孫興民(ソン・フンミン)選手(32)を恐喝したとして、男女2人に拘束令状を発布した。 容疑者は20代の女と40代の男で、今週初めに逮捕されており、警察は正式な勾留のために裁判所の承認を求めていた。 聯合ニュースや地元メディアによると、孫選手の元恋人とされる女は昨年、胎児の超音波画像を送るなどして孫選手の子供を妊娠していると主張し、これを「黙っていること」と引き換えに3億ウォン(約3120万円)を受け取ったという。 女の恋人とされる男は、今年に入って7000万ウォン(約730万円)を恐喝しようとした疑いが持たれている。孫選手は支払いを拒否し、2人を告訴していた。 ソウル中央地裁はAFPの取材に対し、2人に「逃亡と証拠隠滅の恐れ」があるとしてこの日遅くに拘束令状を発布したと明かした。2人はこの日早くに地裁に出廷しており、女の容疑者は令状審査後に恐喝を共謀したかとの質問に対し、「いいえ」と答えていた。 警察は逮捕時に押収した携帯電話などに基づいて、女が孫選手に送った超音波画像の真偽を含め、引き続き捜査を進めていると聯合ニュースは伝えている。 孫選手の代理人事務所は、容疑者2人が「虚偽の情報を広めると、選手を脅迫した」と述べ、「この事件で孫興民選手が明確に被害者である」とコメントしている。【翻訳編集】 AFPBB News