先月、東京・新宿区で飲酒運転で当て逃げ事故を起こし男性にけがを負わせたとして、40歳の男が逮捕されました。 激しい衝突音とともに、乗用車のフロントガラスが割れ、散乱しているのがわかります。 この映像は先月、新宿区で撮影されたもので、画面の奥から来た軽ワゴン車が交差点を大きく右に曲がり、直進してきた軽乗用車に衝突しました。 軽乗用車は衝撃で45メートルほどとばされ、横転。右の側面を道路につけ、停車しました。 軽ワゴン車を運転していたのは、高村健志容疑者(40)で、危険運転傷害などの疑いで逮捕されました。 高村容疑者は、先月14日未明、飲酒運転で赤信号を無視して右折禁止の交差点を右折し、男性(67)の軽乗用車にぶつかる事故を起こしましたが、その場から逃げ、男性に全治1週間のけがをさせたなどの疑いが持たれています。 警視庁によりますと、高村容疑者は事故の直前まで数軒の飲食店で酒を飲み、帰宅途中でした。 事故直後に6分ほど逃走し、現場に戻ったということです。 当時、高村容疑者からは基準値を大幅に超える0.3ミリグラムのアルコールが検出されていて、取り調べに対し「逃げてはいない」と容疑を一部否認しています。