「犯人は中村で間違いない」警察庁長官銃撃事件の真犯人なのか…「自分が撃った」自供の男の貸金庫から拳銃と銃弾が#49

オウム真理教による地下鉄サリン事件から10日後の1995年3月30日、国松孝次警察庁長官が銃撃され瀕死の重傷を負った。 教団幹部・井上嘉浩元死刑囚の証言で事件との関与が浮上した、オウム信者であり警視庁の現役警察官でもあったXは涙ながらに「警察庁長官を撃った」と証言した。だがその供述はデタラメばかりで、2004年にはXらオウム真理教関係者が逮捕されたが、Xの供述はまたしても変遷。不起訴となる。 警視庁はその後も捜査を続けたが、2010年3月30日、ついに時効を迎えた。 発生から30年を迎えた警察庁長官銃撃事件。 入手した数千ページにも及ぶ膨大な捜査資料と15年以上に及ぶ関係者への取材を通じ、当時の捜査員が何を考え誰を追っていたのか、「長官銃撃事件とは何だったのか」を連載で描く。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする