けさ、千葉県船橋市のアパートで、母親と妹を人質に立てこもった32歳の男がおよそ7時間後に警察に身柄を確保され逮捕されました。現場から中継です。 警察によりますと、立てこもっていたのは船橋市夏見台の和田敢士容疑者(32)で、午後1時半ごろ、身柄を確保され、監禁の疑いで現行犯逮捕されました。 人質となっていた59歳の母親と27歳の妹は無事保護され、けがはありませんでした。凶器の包丁は押収されたということです。 和田容疑者と同じアパートの住人に話を聞きました。 同じアパートの住人 「(Q.トラブルは?)一切ないですね。挨拶もないですね」 事件が発覚したのは午前6時半すぎ、アパートにいた和田容疑者の兄からの「包丁をもって立てこもっている」という内容の110番通報からでした。 和田容疑者は当初、警察に対し、「警察が立ち去らないと殺すぞ」などと主張。消防によりますと、灯油を部屋にまいたという情報もあったということで、アパートの他の部屋の住民を避難させたうえで、周辺には消防隊も出動し、警戒に当たっていました。 その後、警察はアパートの中で説得を続け、午後1時半ごろ、和田容疑者が「降参します」と言って部屋から出てきたところを身柄確保したということです。 警察が和田容疑者の犯行動機などを調べています。