訪問介護先で不正に入手した通帳を使って金融機関から現金を盗んだなどとして、介護職員だった20代の男が逮捕されました。 窃盗と窃盗未遂の疑いで逮捕されたのは、熊本県あさぎり町免田東に住む派遣社員の男(28)です。 男は介護職員だった2025年3月10日午後3時ごろ、県内の60代の女性の自宅を訪れ、この女性の訪問介護をしていた際、自宅にあった女性の通帳を盗み、熊本県八代市にある金融機関のATM(現金自動預払機)から現金3万6千円を盗んだ疑い等が持たれています。 警察によりますと、女性は直後に通帳がないことに気付き、女性の親族がこの金融機関に相談しましたが、その際、女性の身に覚えのない出金が確認され、紛失の手続きをしていました。 その後の3月13日、男は再びATMからお金を引き出そうとしましたが引き出せず、それに気付いた金融機関の職員が110番通報していました。 男は警察の調べに対し、「生活に困っていた。間違いありません」と容疑を認めているということです。 この通帳からは他にも同じ様に約80万円の不自然な出金があることから、警察はこの男が引き出した可能性もあるとみて調べています。