20日、建造物侵入の疑いで逮捕された、京都大学大学院生の中国籍の男。その場所は、英語能力テスト「TOEIC」の会場です。 TOEIC運営 「英語の試験会場なのに中国語が聞こえる」 逮捕された中国籍の王立坤容疑者。 警視庁によりますと、18日に都内で行われた「TOEIC」の会場に侵入した疑いが持たれています。 逮捕のきっかけは、TOEIC運営法人からの相談でした。 TOEIC運営 「同じ顔写真の人が以前とは異なる名前で受験している」 相談を受け、試験会場で警察官が警戒をしていたところ、別の受験者になりすまして訪れた王容疑者。 王容疑者「受験票を忘れた」 予備の受験票を記入しましたが、王容疑者のものではない、他人の名前だったということです。 「本当の名前は?」と尋ねると、「なりすましをしました」と話したため、現行犯逮捕されたということです。 さらに、マスクの内側には3~4センチほどの小型のマイクが隠されていて、会場で別の受験者に解答を教える目的があったとみられています。 王容疑者は、「報酬があった」と容疑を認めていて、警視庁は組織的なカンニング事件とみて調べています。 (5月20日放送『news zero』より)