広島市に住む2人に必要のない屋根の修繕工事の契約をさせようとした疑いで、暴力団組員の男ら6人が逮捕された事件で、広島県警は22日、東京都内の関係先を家宅捜索しました。 午前11時ごろ、広島県警は東京都港区にある容疑者の関係先の家宅捜索に入りました。 東京都葛飾区の暴力団組員、喜多将希容疑者(32)ら6人は、今年1月と2月、広島市内の2軒の住宅を訪れ、「瓦が2枚ほどずれている」などとうそを言って、修繕の必要がないにもかかわらず屋根のリフォーム工事を契約させようとした疑いがもたれています。 6人は”マニュアル”に沿って訪問販売していて、そのマニュアルには、「付近で工事をしている事を装って訪問をする」「信用を得るために高齢者にウケる話をする」などと書かれていたということです。 今年2月にも、同様の手口で3人が逮捕されていて、警察は”組織的な犯行”とみて全容解明を進めるとともに、契約で得た金が暴力団の資金源となっていた可能性もあるとみて捜査しています。