4月、吉川市のリサイクル会社で、ドラム缶の中から女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄の疑いで逮捕され、22日送検された女性の夫が、「2011年夏ごろ、妻と口論になりカッとなって殺した」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で分かりました。 22日、死体遺棄の疑いで送検されたのは、住所不定・無職の保谷仁容疑者(50)です。 警察の調べによりますと、保谷容疑者は、2011年9月中旬ごろから、ことし2月15日の間に、所沢市のトランクルームに、当時39歳の妻・美治さんの遺体をドラム缶の中に入れて遺棄した疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと、保谷容疑者は、「2011年夏ごろ、妻と口論になりカッとなって殺した」という趣旨の供述をしていることが分かりました。 警察は、保谷容疑者が、遺体の処分に困り、ドラム缶に隠し入れ、トランクルームを契約し、遺体を遺棄したとみて調べるとともに、殺人や傷害致死の疑いも視野に捜査を進めています。