先月、山形県高畠町で起きたひき逃げ事件で、逮捕された37歳の男が「怖くなって逃げた」などと話し、容疑を認めていることがわかりました。 この事件は、先月5日の午後7時前、高畠町高畠の道路で軽トラックがバイクに追突し相手に大けがをさせたにもかかわらず軽トラックの運転手が救護などを行わないで現場から立ち去ったものです。 今月20日の夕方、警察は、本籍が福島県会津若松市で住居不定・無職の男(37)を、過失運転傷害やひき逃げの疑いで逮捕しました。 男は神奈川県伊勢原市内の路上で逮捕され、警察に抵抗することなく素直に応じていたということです。 ■会社の軽トラックを乗り捨てる 事故当時、男は山形県内で働いていて、勤めていた会社の軽トラックに乗っていた時に事故を起こしたとみられています。 事故のあと男は軽トラックを乗り捨てて現場から立ち去っていました。 関係者によりますと、男は「怖くなって逃げた」などと話し、容疑を認めていることが新たにわかりました。 ■盗まれた車は東京で見つかる また、近所の人などへの取材で、事故後、現場近くで車が盗まれる被害があり、その後、盗まれた車は東京都内で見つかっていたということです。 警察は、男が酒を飲んで運転していた可能性や逃走時にどのように移動したのかも含めて詳しく調べを進めています。