沖縄県警は25日、交通事故で小学生を含む4人にけがをさせ、現場から立ち去ったとして、米軍キャンプ・ハンセン所属の海兵隊上等兵アイヴァン・ガルシアマルティネス容疑者(20)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで緊急逮捕し、発表した。 ガルシアマルティネス容疑者は「事故を起こしたが、救護措置をしなかったわけではない」と容疑を一部否認しているという。 那覇署によると、容疑者は25日午前10時半ごろ、那覇市安謝の国道58号で乗用車を運転中、並走していた乗用車に衝突して横転させ、運転していた浦添市の女性(39)や女児(10)、男児(7)ら4人に軽傷を負わせた疑いがある。容疑者は現場から離れており、駆けつけた警察官が近くで発見。呼気からは基準値の約2倍のアルコールが検知されたという。 また、県警は26日、沖縄市内で酒気を帯びた状態で乗用車を運転したとして、米軍キャンプ・シュワブ所属の海兵隊員(23)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。ほかにも県内では23~25日、住居侵入や公然わいせつの容疑で米兵2人が県警に逮捕された。(金子和史)