「父親に不満があった」殺害容疑の男子高校生(16)が供述 友人に悩み相談 山梨

南アルプス市の自宅で父親を殺害したとして16歳の男子高校生が逮捕・送検された事件で、男子高校生が「父親に不満があった」という趣旨の供述をしていることが26日、捜査関係者への取材で分かりました。 事件は24日朝、南アルプス市内の交番に「父親を殺した」と16歳の男子高校生が自首したことで発覚しました。 警察が市内の自宅を調べたところ、寝室のベッドの上で69歳の父親が心肺停止の状態で発見。その後、死亡が確認されたため、警察は緊急逮捕した男子高校生を殺人の疑いで送検しました。 遺体には刃物で切られた複数の傷があり、司法解剖の結果、死因は首を切られたことによる失血死でした。 男子高校生は「俺が父親を殺そうとしたことは間違いありません」と容疑を認め、部屋からは凶器とみられる血の付いた包丁が見つかっています。 また、男子高校生は両親との3人暮らしで「一緒に暮らす中で日ごろから父親に不満があった」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。 事件前日にも会っていたという友人は、おととし秋ごろから度々、父親の言動についての悩みを相談されていたといいます。 男子高校生の友人は 「なかよくなって打ち解けていくなかで『俺のお父さんってさ』みたいな感じで話し始めてくれたのが初めてだった。お父さんとのトラブルについてはよく相談されていて。止められなくてごめんって感じで、気づいてあげられなくてくやしい」 警察は男子高校生と父親との間に何らかのトラブルがあったとみて、詳しい動機などについて調べています。

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