大分県大分市に住む30代の男性が警察官をかたったオレオレ詐欺で100万円をだまし取られる被害にあったことが分かりました。 警察によりますと2025年5月24日、男性の携帯電話に通信事業者を名乗る男から電話がかかり、その男から「あなた名義で契約された電話番号が犯罪に使われているため、警察から凍結要請がきています。警察署に電話を繋ぎます」などと言われ、警視庁第4係の警察官を名乗る男に電話が代わりその男からLINEのビデオ通話に誘導され、偽の警察手帳を見せられました。 さらに男性は、その警視庁第4係の警察官を名乗る男からLINEでURLが送られそのURLをクリックすると、偽の警視庁のホームページに繋がり、ホームページ上で男性の名前が記載された偽の逮捕状が表示されました。 男性はその警視庁第4係の警察官を名乗る男から「犯人があなたの個人情報を40万円で買ったと言っている。その対価があなた名義の口座に入金されている。逮捕されたくなければ、捜査に協力する必要がある。あなたの口座に入っている金の紙幣番号を調べる必要があるので口座を教えてほしい。指定する口座に100万円を送金してほしい」などと言われ、その言葉を信じた男性は、ATMから男の指定する口座に100万円を送金してだまし取られる被害にあいました。 警察は「警察官が現金を送金するよう指示することはない。詐欺の手口なので、最寄りの警察に相談をしてほしい」と注意を呼び掛けています。