リバプール遠藤航ら優勝パレードバス通過の10分後、群衆に車が突っ込む悲劇…。70人以上の負傷者に現地は「恐怖の光景」

イングランド・プレミアリーグのリバプールは現地時間26日、リーグ優勝のパレードを行った。英メディア『BBC』は27日に、パレードに車が突っ込む惨劇が起きたことを伝えている。事件は、リバプールに所属するサッカー日本代表MF遠藤航ら選手たちを乗せたパレードバスが通過した10分後に起きたという。 優勝に喜ぶ数千人の観衆が詰めかける中、事件はリバプールの中心部ウォーター・ストリートで起きた。報道によると、選手たちを乗せたバスが通過した10分後、通行規制が解除された直後に車が群衆目がけて突っ込んだという。マージーサイド警察によると、事件を起こした車は心臓発作を起こしたとの通報を受けて出動した救急車のすぐ後ろを走行することで、検問を回避してパレード会場に侵入したようだ。 同メディアは、「リバプールのプレミアリーグ優勝パレード中に車が歩行者多数をはねた事件で、殺人未遂の疑いで男が逮捕された。リバプールのウエスト・ダービー地区出身の53歳の男は、危険運転と薬物使用による運転の疑いでも拘束されている」と前置きし、緊急搬送された27人を含む、70人以上が負傷したことを伝えている。 また、『BBC』の公式You Tubeチャンネルでは、「恐怖の光景。リバプールの優勝パレードで車が満員の観客に突っ込む」と述べつつ、事件の瞬間を捉えた映像を公開した。 事件後、リバプールのビリー・ホーガン最高経営責任者(CEO)はクラブの公式サイトを通じて、次のような声明を発表している。 「昨晩ウォーター・ストリートで起きたこの恐ろしい事件の被害に遭われたすべての方々に心からお見舞い申し上げます。 この週末は、祝賀、感動、喜びが街中のファン全体に広がった週末でしたが、この恐ろしい事件により、想像を絶する悲惨な光景で終わりました。 私は、この事件に対処した緊急サービスと協力機関、マージーサイド警察、ノースウェスト・アンド・セントジョン救急サービス、マージーサイド消防救助隊、そして4人の子供を含む負傷者の治療にあたる市内の病院スタッフに敬意を表したいと思います。 また、このイベントを目撃し、できる限り互いに助け合ったサポーターの皆様にも感謝申し上げます。 当社は引き続き緊急サービスおよび地元当局と協力して捜査を支援していきます。この事件についてさらに情報をお持ちの方は、マージーサイド警察までご連絡ください」

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