【AFP=時事】ナイジェリアの裁判所は28日、パーティーでナイジェリア紙幣のナイラを「ばらまいた」として、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のインフルエンサーに禁錮6月を言い渡した。ナイジェリアでは祝賀の際に紙幣をばらまく行為がよく行われるが、法律で禁じられている。 裁判所の文書によれば、ナイジェリア北部カノ出身のムルジャ・クンヤ被告(26)は罪を認め、同市内にある連邦高等裁判所に判決を言い渡された。 判事はクンヤ被告に禁錮刑の代わりとなる選択肢を示し、5万ナイラ(約4600円)の罰金を支払い、100万人以上のフォロワーがいるSNSを利用して、紙幣のばらまきに反対するオンラインキャンペーンを行うよう命じている。 クンヤ被告は、イスラム教徒が多い保守的な街カノの当局から不道徳と見なされる動画を相次いで投稿して法に触れ、悪評を得ている。 ホテルの部屋でナイラ紙幣をばらまく動画がオンラインに投稿されたことを受け、1月にナイジェリアの反汚職機関EFCCに逮捕されていた。【翻訳編集】 AFPBB News