米当局、メキシコ移民を拘束 トランプ大統領を銃撃と脅迫

[ワシントン 28日 ロイター] – 米移民当局は、トランプ大統領を銃撃すると脅迫したとして、メキシコ系移民を拘束した。国土安全保障省(DHS)が28日、発表した。 ラモン・モラレス・レイエス容疑者(54)で、米移民税関捜査局(ICE)の職員に手紙を送り、集会で「あなたの大切な大統領の頭を撃つ」と述べたという。DHSが手紙の画像を公開した。 容疑者は手紙の中で、具体的な人物の名前は挙げていないものの、ICEが自分の家族を強制送還していると述べた。 手紙には「大統領がメキシコ人を標的にしていることにうんざりだ。われわれは白人よりもこの国のために多くのことをしてきた」と書かれている。 トランプ氏は2024年の大統領選挙期間中、ペンシルベニア州バトラーで開いた集会での銃撃を含む2件の暗殺未遂事件に見舞われた。どちらの事件も容疑者は米国市民だった。 DHSによると、モラレス容疑者は1998年から2005年にかけて少なくとも9回、米国に不法入国した。過去にひき逃げなどの重罪で逮捕歴がある。現在、ウィスコンシン州でICEに拘束されており、強制送還されるという。

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