死体遺棄容疑の75歳男性を送検 4月以降「都合が悪い」看護師の訪問断る 遺体は腐敗進み身元特定に時間要する見込み【福井】

自宅で同居していた、妻とみられる女性が亡くなっていることを知りながら放置したとして、28日に死体遺棄の疑いで逮捕された75歳の男の身柄が29日、福井地方検察庁に送られました。警察の調べで、容疑者の男は女性が死亡したとみられる4月中旬以降、看護師の訪問を拒んでいたことが分かっています。 死体遺棄の疑いで逮捕・送検されたのは、鯖江市松成町の無職、齋藤政幸容疑者(75)です。 警察によりますと、齋藤容疑者は2025年4月中旬、自宅で同居していた妻とみられる60代の女性が亡くなっていることを知りながら放置した疑いが持たれています。 警察は女性の遺体の腐敗が進んでいることなどから、身元や死因の特定に時間がかかるとしています。 調べによりますと、齋藤容疑者は亡くなった妻とみられる女性と2人暮らしで、女性は訪問看護を受けていました。看護師が4月中旬に訪問の連絡をした際には、齋藤容疑者に「都合が悪い」と断られたということです。看護師は女性の健康状態を確認する必要から、27日は事前に連絡せずに訪問しましたが、その際にも齋藤容疑者は家に入ることを渋ったといいます。 齋藤容疑者は警察の調べに「葬儀にお金がかかると思って放置していた」「生活に困っていた」などと話していて、警察は遺体を放置した動機についても調べを進めています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする