特殊詐欺グループの統括役とみられる、指定暴力団六代目山口組系暴力団幹部の男ら4人が逮捕されました。 警視庁によりますと、六代目山口組系暴力団の幹部、小根沢拓也容疑者ら4人は去年、息子などを装い「キャッシュカードを無くし、取引先に入金するために現金が必要」などとウソの電話をかけ、90代の男性から現金300万円をだまし取った疑いがもたれています。 小根沢容疑者は特殊詐欺グループの統括役とみられ、このグループは電話口で、「喉に腫瘍ができた」などと説明し、息子との声の違いに違和感を持たれないようにしていたということです。 警視庁は、同じ手口による詐欺被害を80件確認し、被害額は3億円にのぼるとみて調べています。