同じ学校の生徒の首を"刃物"で突き刺す 宮崎市の県立高校に通う男子生徒(15)を殺人未遂容疑で逮捕 県教委が会見

28日夜、宮崎市の県立高校に通う15歳の男子生徒が、同じ学校に通う生徒を刃物のようなもので突き刺す事件が発生しました。 警察は、男子生徒を殺人未遂の疑いで逮捕しました。 逮捕されたのは、西都市に住む15歳の男子高校生です。 事件は、28日午後8時ごろ、この男子生徒が通う宮崎市の県立高校のすぐ近くの施設で発生。 警察や県教育委員会によりますと、男子生徒は、殺意を持って同じ学校に通う男子生徒の首を刃物のようなもので1回突き刺した殺人未遂の疑いが持たれています。 男子生徒は自ら「人を刺した」と110番通報したことから事件が発覚。 刺された生徒は現在も入院中ですが、話せる状態で、命に別状はないということです。 28日夜は、事件を受けて子どもを迎えに来る保護者の姿も見られました。 (保護者) 「子どもからLINEが入ってきて、なんか事故があったから、怖いから学校まで迎えにきてと。今、来たんですけど、結局何があったかも、子どももまだちゃんと話を聞いていないから、ちょっと分からない」 「最近いろいろこの年代の事件とかが多いから、ちょっと怖いというのはあります」 県教育委員会は、29日午後、会見を開き、今後の対応などについて説明しました。 (宮崎県教育委員会人権同和・生徒指導課 川越政紀課長) 「今回の事件が起こったことについては大変重く受け止めております。今後は、被害生徒をはじめ、当該学校の生徒や教職員に対するケアを行うとともに、各学校に対しても今まで以上に命を大切にする教育を推進してまいりたいと思います」 警察や県教育員会は、捜査に支障があるとして、男子生徒と被害者の関係やトラブルの有無などについては明らかにしていません。 また、2人が通う県立高校では、29日、自宅待機の措置がとられ、いまのところ授業の再開は未定となっています。 県教育員会は、学校にスクールカウンセラー2人を派遣するほか、今後、保護者説明会を検討しているということです。 警察は、事件のいきさつや動機などについて調べを進めています。

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