阪急京都線の電車内で痴漢被害 女性のチャットボット投稿きっかけに男を逮捕

28日午後、阪急京都線の特急の車内で女性の脇に肘を当て続けたとして、69歳の男が逮捕されました。女性が阪急電鉄のチャットボットサービスに投稿したことがきっかけで逮捕につながったということです。京都府迷惑行為等防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、京都市右京区西院に住む自称・会社員の男(69)です。警察によりますと、男は28日午後3時すぎ、京都市内を走行していた阪急京都線の梅田行きの特急の車内で、2人掛けの座席で30代の女性の隣に座り、30代の女性の右脇に左ひじを当て続けた疑いがもたれています。被害を受けた女性がスマートフォンから阪急電鉄の「チャットボット」サービスに「痴漢されています」と書き込んだことで事件が発覚しました。長岡天神駅で停車した際に乗務員らが機転を利かせて扉を開けず、車掌が「通報した人はいますか」と呼びかけ、女性が隣の男を指さしたことで、容疑者を特定したということです。男は、警察の調べに対し「左ひじが女性の右脇付近に触れた状態になっていたことはわかっていた」と述べ、容疑を認めているということです。阪急電鉄によりますと、「チャットボット」サービスは、忘れ物や列車の運行状況についてAIがチャット形式で24時間自動応答するサービスで、今回のような方法で逮捕につながったケースは初めてだということです。

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