日本国内で約200人の被害が確認されているマイクロソフト社をかたるサポート詐欺について、日本警察からの情報提供を受けインド警察が、インド人容疑者6人を逮捕しました。 警察庁によりますと、パソコン画面に「ウイルスに感染した」などとウソの表示をし、さらにマイクロソフト社などをかたって表示したウソのサポート窓口の電話番号に電話をかけさせた後に電子マネーなどをだましとるサポート詐欺の被害は去年、国内で約10億円にのぼりました。こうしたサポート詐欺被害について、マイクロソフト社からの情報提供を受けて日本警察が分析したところ、暗号資産の追跡からインド人容疑者1人が浮上。被害者の情報とあわせてインド警察に提供したことで、インド警察が今月、インド国内の拠点19か所を捜索し、インド人の20代の男6人を逮捕したということです。 この詐欺グループによる被害は、28都道府県の50代から70代の男女約200人、被害金額は総額1億8000万円ほどにのぼっています。国際共同捜査でサポート詐欺の海外にいる容疑者を逮捕したのは、今回が初めてだということです。