「一方的かつ執拗」マッサージ店で従業員に膝蹴りなどして現金を奪った罪 建設作業員の男(25)に懲役6年の判決 広島地裁

広島市中区のマッサージ店で、従業員を蹴るなどして現金を奪った罪に問われている男に、広島地裁は懲役6年の実刑判決を言い渡しました。 判決によりますと府中町の建設作業員、伊藤希実被告(25)は、去年10月広島市中区にあるマッサージ店で、接客などをしていた女性の腹部を膝蹴りし髪の毛をつかんで壁にたたきつけるなどし、現金3千円を奪いました。女性は頭や顔を打撲するけがをしました。 伊藤被告は2022年にも、窃盗や傷害などの罪で逮捕・起訴されていて、懲役3年執行猶4年の判決を受けています。今回の事件時は執行猶予期間中でした。 30日の裁判で広島地裁の後藤有己裁判長は、「一方的かつ執拗に蹴るなどしていて、危険で悪質」と指摘。「執行猶予期間中により罪が重い今回の犯行に及んでおり、その意思決定は強く非難される」として、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

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