静岡県の藤枝市役所で正当な理由がないのに刃物を所持していた疑いで、59歳の男が逮捕されました。生活保護の申請をめぐり窓口で刃物を示したということです。 銃刀法違反の疑いで逮捕されたのは藤枝市に住む無職で59歳の男です。 警察によりますと、男は30日午前8時半頃、藤枝市役所で正当な理由がないのに刃体6センチをこえる刃物を所持していた疑いです。 男は生活保護の申請のため窓口を訪れていました。すぐに支給はできないため職員が事情の聞き取りをしていく中「就労について検討しましょう」と話すと「死ぬしかない」と言って刃物を出したということです。 刃物は包丁とみられ、男はその後窓口を立ち去っていきました。 市役所からの通報を受けて警察が捜査を進め、午後6時過ぎに男を逮捕しました。 警察は、男が市役所に包丁を持って行った理由など犯行に至った経緯について詳しく調べています。