八田與一容疑者が重要指名手配されている2022年に起きた大分県別府市のひき逃げ事件は6月で事件発生から3年を迎えます。そうした中、大分県警は2日、容疑に殺人と殺人未遂を加えて逮捕状をとったと発表しました。これにより、このひき逃げ事件は、時効の無い殺人事件として捜査されます。 県警は2日夜、報道陣の取材に対し「殺人の故意を立証する証拠を得られた。事件発生当初から殺人罪も視野に捜査していたので、事件の全容解明に向けて被疑者の検挙に努める」とコメントしています。 また遺族は以下コメントを寄せてくれています。 <以下コメント全文> 「この度、私たちの長年の願いがようやく形になろうとしています。事件から3年。大きな岩が動き出し、殺人罪での捜査にこぎ着けるまで、これほど時間を要するとは思いませんでした。八田與一を捜すために費やしたこの3年間、共に活動してくれた『願う会』の仲間たち、そして署名やチラシ掲示にご協力くださった全ての皆様に心から感謝申し上げます。 これからは、捜査体制がさらに強化され、八田與一の逮捕に向けて、より一層の進展が期待されます。 私たち『願う会』も、警察と連携し、新たな活動を展開していきます。八田與一が逮捕されるまで、私たちの戦いは終わりません。引き続き、どんな些細な情報でも構いませんので、八田與一の逮捕にご協力いただけますよう、心よりお願い申し上げます」