教員らが児童の盗撮画像などをSNSのグループで共有していたとされる事件で、名古屋市の小学校教諭の男らが、女子児童のリコーダーに体液をかけたなどとして再逮捕されました。 再逮捕されたのは、名古屋市の小学校教諭、森山勇二容疑者で、6月ごろ、自宅で女子児童のリコーダーなどに体液をつけた疑いがもたれています。 また、森山容疑者が管理していた盗撮画像などを共有するSNSグループのメンバーで、横浜市の小学校教諭・小瀬村史也容疑者も、去年10月ごろ、神奈川県内で、女子児童にわいせつな行為をしたなどの疑いで再逮捕されました。 このほか、すでに起訴されている名古屋市の元小学校教諭・水藤翔太被告が、女子児童を盗撮した動画を去年10月と今年1月にグループに共有したとして追送検されました。 警察は、3人の認否を明らかにしていません。 事件を受け、名古屋市教育委員会は22日会見を開き、学校内で教員の私物のスマートフォンなどの利用を制限するルールを、市内の小中学校や幼稚園に文書で通知したと発表しました。 通知文には、「私物端末での児童の撮影」や「教室などへの持ち込み」を禁止することや、公用の端末で撮影したデータも教員が共通でアクセスできるフォルダに保存して管理することを義務づけるルールなどが新たに盛り込まれました。