姉弟に「そこにいろよ」高速に車転落 逃走男を逮捕 過去にひき逃げ事件も…

静岡県浜松市の東名高速で、1日に起きた転落事故。子ども2人を残したまま逃げていた男が、2日、逮捕されました。 事故直後に通った人 「のり面に3人で座っているのを目撃した。小さい子だと思う。何が起きているのかわからず、おびえている感じに見えた。男性は、そんなに慌てる様子もなく、落ち着いて、一緒に座っているように見えた」 現場近くの住人 「1人は男性。多分、運転手だったと思うが、下から登ってきた瞬間を見て。事故を目撃した人によると、お父さんなのか誰かわからないが、子どもたちに向かって『そこにいろよ』みたいなことを言っていたというのを聞いた」 道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、自称・無職の榑林亜樹也容疑者(47)。事故を起こして車を放置しただけではなく、無免許運転でした。 榑林容疑者が、逮捕されたのは、事故現場から約2キロ離れたホテルの駐車場でした。ただ、警察が発表した容疑者の自宅は、高速道路を使っても1時間ほどかかる御前崎市にあります。 捜査関係者によりますと、榑林容疑者は、2014年にひき逃げ事件で逮捕されていて、その際、免許の取消し処分を受けたということです。 今回、事故を起こした車は、他人名義のものでした。 事故当時、一緒に車に乗っていて、現場に置き去りにされたのは、小学生の姉(8)と弟(7)。捜査関係者によりますと、姉弟は、容疑者の内縁の妻の子どもで、幸い2人に、けがはなかったそうです。 警察は、榑林容疑者の認否を明らかにしていません。飲酒運転や薬物の使用など、何らかの知られたくない理由があって逃走した可能性があるとみて、捜査しています。

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